うんてれがん(読み)ウンテレガン

デジタル大辞泉 「うんてれがん」の意味・読み・例文・類語

うんてれ‐がん

《「うんでれがん」とも》愚か者。あほう。まぬけ。江戸末期に流行した語。
「恐れ入って引き下がる―があるものか」〈漱石坊っちゃん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「うんてれがん」の意味・読み・例文・類語

うんてれ‐がん

  1. 〘 名詞 〙
  2. 愚かな者をさげすんでいう語。ばか。あほう。のろま。まぬけ。江戸末期の流行語。うんてらがり。〔浪花聞書(1819頃)〕
    1. [初出の実例]「始めは喧嘩をとめに這入ったんだが、〈略〉恐れ入って引き下がるうんでれがんがあるものか」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉一〇)
  3. 幕末から明治時代に流行した女髷(まげ)一種
    1. [初出の実例]「うんてれ眼(がむ)茶屋町芸子抔(など)当時専ら結之」(出典:京都婦女髪形集)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む