ウーラノサウルス(その他表記)Ouranosaurus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ウーラノサウルス」の意味・わかりやすい解説

ウーラノサウルス
Ouranosaurus

鳥盤目鳥脚亜目イグアノドン科の草食恐竜。白亜紀初期,アフリカに生息した。体長約 7m。 1965年,サハラ砂漠で2体の完全骨格が発見されている。鳥脚類のイグアノドンに近いが,頭骨は他のイグアノドン類とは異なり,長くて低く,嘴は広くて平ら,手は小さく,指は短い。首は非常に柔軟性に富んでいた。背骨棘突起が長く上に伸び,背中に沿って高い帆を形成。これは体温が上がりすぎると帆を通して熱を逃し,下がりすぎると太陽から熱を吸収する,体温調節のラジエータの役割を果していたと推測される。なお,発見された地層から,当時は温暖で乾燥した環境下にあったとされている。

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