ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説 エアー・ブリージング・エンジンair breathing engine 航空機用に開発中の複合型エンジン。エアー・ブリージングは「空気吸い込み」の意味で,空気中を飛ぶときは吸い込んだ空気で燃料を燃すジェットエンジン,空気のない超上空や宇宙空間を飛ぶときは搭載した液体酸素で燃料を燃すロケットエンジンとして作動する。低速から超上空をマッハ5程度で飛ぶ広範な速度域をもつ極超音速航空機 HST,宇宙ステーションと地球の間を往還する宇宙輸送機 STSなどに用いる目的で開発が急がれている。 HSTエンジンの開発は通産省の大型プロジェクトとして 1989年から始まっている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by