デジタル大辞泉
「STS」の意味・読み・例文・類語
エス‐ティー‐エス【STS】[space transportation system]
《space transportation system》宇宙輸送システム。打ち上げ、帰還後に再整備して再び飛行できる、再使用型の宇宙往還機。スペースシャトルがこれにあたる。
エス‐ティー‐エス【STS】[serologic tests for syphilis]
《serologic tests for syphilis》梅毒血清反応。梅毒の診断のための検査法。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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STS
エスティーエス
Science,Technology and Society
1970年代頃に欧米で始まった,科学や技術の社会とのかかわりに焦点をあてる学際的な学問分野。英語の科学・技術・社会の頭文字をとって名づけられた。科学技術社会論ともいう。科学技術の発展による社会への肯定的および否定的影響,また逆に社会が科学技術の方向性に与える影響を,しばしば批判的立場から分析する。今日,大学では独自の学問領域として一般教育に採用されている。アメリカ合衆国では,社会制度のなかでの有効な科学技術政策立案という実践的な役割も担っている。近年は環境破壊や遺伝子操作など科学の発展に伴う問題が浮き彫りになり,倫理面からも STSが重要視されている。日本では 1990年に STS Network Japanが設立され,STSを専門とする大学教員は 2014年現在で 300人程度いる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内のSTSの言及
【スペースラブ】より
…Spacelabはspace laboratoryを略して作られた愛称。スペースシャトルとともにアメリカの宇宙輸送システムspace transportation system(STS)を構成する要素の一つであって,[スカイラブ]のように特定の宇宙ミッションではなく,いろいろの用途に用いることができる。元来,アメリカで計画されていたものだが,資金的に無理があったためヨーロッパ諸国に協力を求め,実際に開発を担当したのはESA(欧州宇宙局)である。…
【梅毒血清反応】より
…STSと略す。抗原抗体反応の原理を用いて被検者血清から脂質抗原に対する抗体(レアギン),または病原体のトレポネマ・パリズムTreponema pallidum(TPと略す),およびその構成成分に対する抗体を検出し,梅毒感染の有無の診断の助けとする検査法の総称。…
※「STS」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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