普及版 字通 「エイ・エツ・くもる」の読み・字形・画数・意味
16画
[字訓] くもる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は壹(壱)(いつ)。壹は器中に気がこもる形。〔説文〕七上に「天陰沈たるなり」(段注本)とし、「詩に曰く、(すで)に風ふき、且つ(くも)る」と〔詩、風、終風〕の句を引く。〔伝〕に「陰(くも)りて風ふくをと曰ふ」とみえる。
[訓義]
1. くもる。
2. くもり風ふく。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 クラシ・クモル・ホノカナリ 〔字鏡集〕 ホノカナリ・クモル・クラシ・クモリカゼフク・クラマス
[語系]
・翳yetは同声。はたちこめる状態、翳はおおいかくす状態で、ともに暗くとざされることをいう。また中にむれるようにふさがることを鬱iutという。もと形況の語である。
[熟語]
曖▶・陰▶・▶・▶・滞▶・霾▶・霧▶
[下接語]
・・陰・煙・昏・晨・塵・風・氛
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報