独特の企業文化・組織文化をもち,きわめて収益力の高い超優良企業。この語は経営コンサルタントのT.ピーターズ,R.ウォータマン,Jr.の著書《In Search of EXCELLENCE》(1982年)の邦題に使われて有名になった。同書では米国の超優良企業43社を対象に組織文化や企業文化のもつ意味をさぐり,その特性として,行動重視,顧客密着,自主性と企業家精神,人を通じての生産性向上,価値観に基づいた実践,基軸からの非乖離,簡素な組織・小さな本社,緩急自在な同時コントロールを指摘している。戦略経営の手法研究が主流であった米国・日本の産業界に大きなインパクトを与えた。