最新 地学事典 「エクロジャイト化」の解説
エクロジャイトか
エクロジャイト化
eclogitization
海洋プレート沈み込み帯あるいは大陸衝突帯において,玄武岩質の岩石が累進的にエクロジャイト相の変成作用を受け,急激に高密度化する一連の過程をいう。例として,高圧変成帯に産する比較的低温のエクロジャイトに含まれるざくろ石の組成累帯構造や包有物などに,昇温に伴う過渡的なエクロジャイトへの変化が記録されることがある。エクロジャイト化によるスラブの急激な高密度化が地震波速度構造によって可視化される場合がある(例えば北米西岸のカスカディア地方の現行沈み込み帯深部)。大陸衝突帯においては,変形や流体流入による,苦鉄質グラニュライトの局所的なエクロジャイト化も知られる。肥厚化した大陸または成熟島弧の地殻最下部において,変成苦鉄質岩がマントルかんらん岩よりも高密度となる現象を指す場合もある。
執筆者:辻森 樹
参照項目:エクロジャイト
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

