最新 地学事典 「エクロジャイト相」の解説
エクロジャイトそう
エクロジャイト相
eclogite facies
玄武岩質の組成の岩石が,透輝石-ひすい輝石系列の単斜輝石(多くはオンファス輝石)とアルマンディン-パイロープ系列のざくろ石を主成分とし,石英またはらん晶石を伴う変成岩(エクロジャイト)を形成する変成相。P.Eskola(1920)提唱。彼はこの変成相が高圧下のある温度・圧力条件を示すと考えた。エクロジャイト相は上部マントルの高温高圧条件から,らん閃石片岩相に近い低温の条件まで広い物理条件下で安定で,それぞれの条件に対応して単斜輝石とざくろ石の化学組成が異なる。エクロジャイト相の低温側は高圧ではらん閃石片岩相,比較的低圧では緑れん石角閃岩相である。高須晃(1986)はらん閃石片岩相,緑れん石角閃岩相の鉱物組合せからの脱水反応により,変成温度上昇のもとで形成されるエクロジャイトを累進的エクロジャイトと呼んだ。参考文献:高須晃(1986) 岩鉱,81巻
執筆者:高須 晃・端山 好和
参照項目:各変成相の鉱物組み合わせ
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

