エゾクモダコ(読み)えぞくもだこ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エゾクモダコ」の意味・わかりやすい解説

エゾクモダコ
えぞくもだこ / 蝦夷蜘蛛蛸
[学] Paroctopus araneoides

軟体動物門頭足綱マダコ科のタコ全長37.5センチメートル、外套(がいとう)長9センチメートルで、腕はやや細く、その長さは全長の約65~70%にあたる。全体が紫褐色で、皮膚は柔らかい。雄の吸盤はとくに大きく、交接腕は右の第3腕で、先端の広くなった舌状部はとくに長い。冷水性の種で、北海道から三陸海岸沖でミズダコP. dofleiniとともに底引網などで漁獲され、食用として利用される。一部の漁業者は「クモダコ」の俗称を用いてミズダコと区別しているが水産統計上は区別されていない。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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