エタンブトール(その他表記)ethambutol

デジタル大辞泉 「エタンブトール」の意味・読み・例文・類語

エタンブトール(ethambutol)

結核化学療法に用いられる薬剤一つリファンピシンイソニアジドなど他の抗結核薬と併用される。化学式C10H24N2O2 EB

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のエタンブトールの言及

【肺結核】より

…日本ではこの三つの薬の長期間(2年以上)併用が標準化学療法として行われ,肺切除術の安全性も非常に高まったため,かつて〈気胸と成形〉を主とした肺結核治療は,〈化学療法と肺切除〉を主とした様相を呈するに至り,結核死亡率は著しい減少を示した。その後ピラジナミド,エチオナミド,カナマイシン,エタンブトールなどが相次いで開発され,これに続いて66年,イソニアジドと同等の殺菌力をもったリファンピシンが登場した。このリファンピシンの登場は,これまでの化学療法の限界を打破するきっかけとなった。…

※「エタンブトール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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