えち者(読み)えちもの

精選版 日本国語大辞典 「えち者」の意味・読み・例文・類語

えち‐もの【えち者】

  1. 〘 名詞 〙 姿、かたちなど、うわべだけをかざるが、精神は軟弱で口先ばかり達者な者。
    1. [初出の実例]「ゑち者と申は、小袖諸道具をも、いつくしく斗(ばかり)、思案して、女の好やうに仕り、微若なる奴を、ゑちものとて、何の役にもたたぬ、臆病者にて」(出典甲陽軍鑑(17C初)品四〇上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android