エネルギア・ロケット(その他表記)energia rocket

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エネルギア・ロケット」の意味・わかりやすい解説

エネルギア・ロケット
energia rocket

旧ソ連時代に開発されたロシアの2段式打上げロケット。現存するものとしては世界最大で,長さ 60m,重さ約 2400t,地球まわりの低軌道に 100tのペイロード (許容搭載量) を運ぶことができる。 1987年5月に試験飛行を行い,88年にはソ連型スペースシャトル「ブラン (吹雪) 」を宇宙に送ったが,それ以後は打上げられていない。エネルギア・ロケットの打上げ施設は,カザフスタンのバイコヌール宇宙基地にあり,ソ連邦崩壊後はロシアとカザフスタンの大統領間の協定によってロシアが使用している。従来のソ連のロケットに比べて先端技術の適用範囲が広く,たとえば1段目のコア・エンジンには,液体水素・液体酸素の最新型エンジンが使われている。

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