日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペイロード」の意味・わかりやすい解説 ペイロードぺいろーどpayload 航空機に搭乗した乗客およびその手荷物、貨物、郵便物の総重量。民間機の場合、ペイロードは輸送料金の対象となるため、有償搭載量と訳される場合が多いが、重量計算上では有償・無償の区別はない。航空機の離陸重量から、機体、装備品、乗員、食料品などの運航重量と燃料重量とを差し引いたもので、貨物や手荷物を入れるコンテナやバラストの重量も含まれている。運航重量はだいたい一定であるため、ペイロードは燃料重量の増減に左右される。とくに航空機が長距離を飛行する場合、燃料が増大するためペイロードを制限することもある。[青木享起・仲村宸一郎][参照項目] | コンテナ | バラスト | 飛行機 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例