デジタル大辞泉 「ペイロード」の意味・読み・例文・類語 ペイロード(payload) 1 有償搭載量。実際に搭載する旅客・手荷物・貨物・郵便物などの重量で、必ずしも有償とは限らない。航空機の重量計算では、無燃料重量から運航重量を引いた値になる。2 宇宙ロケットに積み込んだ実験観測機器。また、ミサイルに搭載した爆弾。3 データ通信で転送されるパケットのうち、転送先や経路を制御する付加情報(ヘッダー)を除いたデータ本体のこと。データの大きさをペイロード長という。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペイロード」の意味・わかりやすい解説 ペイロードぺいろーどpayload 航空機に搭乗した乗客およびその手荷物、貨物、郵便物の総重量。民間機の場合、ペイロードは輸送料金の対象となるため、有償搭載量と訳される場合が多いが、重量計算上では有償・無償の区別はない。航空機の離陸重量から、機体、装備品、乗員、食料品などの運航重量と燃料重量とを差し引いたもので、貨物や手荷物を入れるコンテナやバラストの重量も含まれている。運航重量はだいたい一定であるため、ペイロードは燃料重量の増減に左右される。とくに航空機が長距離を飛行する場合、燃料が増大するためペイロードを制限することもある。[青木享起・仲村宸一郎][参照項目] | コンテナ | バラスト | 飛行機 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のペイロードの言及 【輸送機】より …輸送機は安全性の次に経済性が重視される。民間機では乗客や貨物など有償で積むものをペイロードpayloadと呼ぶが,輸送機は大きさの割りにペイロードが多く積め,運航にもなるべく経費がかからぬようにくふうされている。外観では胴体が大きいことが共通した特色といえる。… ※「ペイロード」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by