エネルギー統計(読み)エネルギーとうけい(その他表記)energy statistics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エネルギー統計」の意味・わかりやすい解説

エネルギー統計
エネルギーとうけい
energy statistics

国内のエネルギー需給に関する基本統計としては,通産省発行の「エネルギー生産需給統計」がある。この統計から需給構造の詳細を分析して表示したものが「総合エネルギー統計」 (赤本) であり,総合的な国内エネルギー需給構造を見る場合の基本統計となっている。特に産業分野の業種別エネルギー消費実態を見るための統計として,通産省では 1980年から「石油等消費構造統計」を刊行した。エネルギー種別の詳細を見るための統計類も多数ある。電気事業については「電気事業便覧」「電力需給の概要」 (青本) ,「電源開発の概要」 (黒本) がある。ガス事業では「ガス事業便覧」「ガス事業統計」があり,石油関連では「石油資料」「出光石油資料」などが利用される。その他,石炭では「石炭需給統計」「コールノート」,原子力では「原子力発電便覧」「原子力ポケットブック」がある。日本と海外諸国との比較という観点では,OECD諸国を横並びで比較した「エネルギーデータ」や「環境データ」が有効である。

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