…古来,日本人がコンブをだし用として利用してきたのは,味の点からも栄養的にもひじょうに優れた生活の知恵といえる。【山口 勝巳】【千原 光雄】
[食用]
日本では古く〈ひろめ〉〈えびすめ〉といった。〈昆布〉の文字も奈良時代から用いられており,《続日本紀》霊亀1年(715)10月丁丑の条には,アイヌ人が〈先祖以来,昆布を貢献す〉と述べている記事があり,《延喜式》には〈御贄(おにえ)〉などとして陸奥から貢納されていたことが見える。…
※「えびすめ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」