エマーソン効果(読み)えまーそんこうか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エマーソン効果」の意味・わかりやすい解説

エマーソン効果
えまーそんこうか

光合成明反応研究において、アメリカの植物生理学者エマーソンR. Emerson(1903―1959)が発見した、光合成の増進効果をいう。クロロフィルaの赤色部吸収波長より長波長側では、光合成効率が低下するが、同時に短波長側の単色光を照射すると、高い効率が得られる現象のことである。

吉田精一

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例