20世紀西洋人名事典 「エミールマール」の解説
エミール マール
Émile Mâle
1862.6.2 - 1954.10.6
フランスの美術史家。
元・ソルボンヌ大学教授,元・エコール・フランセーズ学長。
コマントリー生まれ。
1898年フランスの13世紀の宗教美術で文学博士号を取得。1906〜23年ソルボンヌ大学中世美術史教授、’25年ローマのエコール・フランセーズ学長を歴任。ロマネスクからトリエント公会議後までのキリスト教美術に関する一連の大著を著し、フランス中世美術の図像学的研究に大きな役割を果たす。著書「フランスの中世末期のキリスト教美術」(’08年)、「フランスの12世紀の宗教美術」(’22年)、「トリエント公会議以後の宗教美術」(’32年)、「ローマとその古い教会」(’42年)等。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報