共同通信ニュース用語解説 「エルニーニョ現象と気温」の解説
エルニーニョ現象と気温
エルニーニョ現象は、熱帯太平洋の東部から中央部の広い範囲で海面水温が平年より高い状態が1年程度続く自然現象。反対に同じ海域で海面水温が低い状態をラニーニャ現象という。それぞれ世界の異常気象に関係するといわれ、エルニーニョ現象の年には地球の平均気温が高い傾向がある。例えば強力なエルニーニョ現象が発生した1998年と2014~15年の平均気温は観測史上の上位を占める。エルニーニョ現象とラニーニャ現象がそれぞれ多発する10年~数十年の自然のサイクルもあり、地球温暖化に重なって気温上昇を加速したり抑えたりするとみられている。
更新日:
出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報