反対(読み)ハンタイ

デジタル大辞泉 「反対」の意味・読み・例文・類語

はん‐たい【反対】

[名・形動](スル)
物事位置順序方向・あり方などが逆の関係にあること。また、そのさま。あべこべ。「左右反対に置く」「気持ちと反対のことを言う」「風向き反対になる」
ついをなしているものの一方。「反対の手を出す」「白の反対は黒」
ある意見などに対して逆らい、同意しないこと。否定的であること。「君の意見には反対だ」「法案反対する」「党内反対派」⇔賛成
[類語](1ぎゃく逆様さかさまさかあべこべかえって裏腹うらはら裏返し裏表うらおもて右左みぎひだり上下うえした後ろ前正反対真逆本末転倒主客転倒/(2ぎゃくたい対極対蹠たいせき・たいしょ/(3)不賛成・不同意不承知異議異論異存批判抵抗造反(―する)対立するを唱えるを立てる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「反対」の意味・読み・例文・類語

はん‐たい【反対】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 形動 ) 物事の様子・位置・順序・方向や、考え方、意味内容などが、他の物と逆の関係にあること。また、そうなることや、そのさま。あべこべ。うらはら。さかさま。対照。対比。
    1. [初出の実例]「然凡文字必有反対。得其対、則意義自明矣。誠字与偽字対」(出典語孟字義(1705)下)
    2. 「反対せる図形を布上に印すべしと」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二)
    3. [その他の文献]〔公孫龍子‐通変〕
  3. 他の意見などに対してさからうこと。賛成しないこと。対抗。不賛成。
    1. [初出の実例]「この二説の反対するものを論ずべきなり」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一)

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普及版 字通 「反対」の読み・字形・画数・意味

【反対】はんたい

逆らう。

字通「反」の項目を見る

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