エンゼリー(その他表記)Enzelī

デジタル大辞泉 「エンゼリー」の意味・読み・例文・類語

エンゼリー(Enzelī)

バンダレアンザリー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「エンゼリー」の意味・わかりやすい解説

エンゼリー
Enzelī

イラン北部,カスピ海港湾都市。標高-15m,人口5万5978(1976)。1925年にバンダレ・パフラビーBandar-e Pahlavīと改称されたが,79年にイスラム共和国成立後旧称のエンゼリーに復した。イラン北部最大の港でヨーロッパへの門戸として重要な役割を果たしてきた。ロシアに近いため何度も侵攻を受け,1722,1804年ロシア軍,1920年3月ソビエト・ロシア軍が上陸,41-46年5月はソ連軍が進駐した。年降水量1730mm。漁業の中心地で,キャビアが重要な産品
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「エンゼリー」の意味・わかりやすい解説

エンゼリー
えんぜりー
Enzelī

イラン北部、カスピ海の港湾都市。アンザリーバンダル・アンザリーともよばれる。人口9万8544(1996)、11万8564(2016センサス)。年降水量1900ミリメートル。1925年にバンダル・パフラビーと改称されたが、イスラム共和国成立後旧称に復した。イラン北部最大の港で、ヨーロッパへの門戸として重要な役割を果たしてきた。

[岡﨑正孝]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android