バンダレアンザリー(その他表記)Bandar-e Anzalī

デジタル大辞泉 「バンダレアンザリー」の意味・読み・例文・類語

バンダレ‐アンザリー(Bandar-e Anzalī)

イラン北西部、ギーラーン州港湾都市カスピ海南西岸に面する。イラン革命以前の旧称バンダレパフラビー。19世紀初頭にロシアが貿易港を置き、のちにイラン北部最大の港になった。エンゼリーアンザリー。バンダルアンザリー。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バンダレアンザリー」の意味・わかりやすい解説

バンダレアンザリー
Bandar-e Anzalī

イラン北西部,ギーラーン州の港湾都市。旧称バンダレパフラビー,エンゼリー。ラシュトの北西約 20km,カスピ海南岸に臨むイランの主要港で,行楽地としても知られる。住民はイラン人のほか,ロシア人,アルメニア人,カフカス人,トルクメン人もいる。市街は 19世紀初頭に建設され,モルダーブ潟湖のカスピ海への流出口の両側に位置する。港は西の半島と,飛行場のある東のガージアン半島との間の水路に臨むが,水路の水深が不安定で,絶えず浚渫が必要である。東側にある港湾設備は第2次世界大戦中に近代化され,アメリカ合衆国の対ソビエト連邦武器援助が行なわれた。人口 11万643(2006)。

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