オハイオ級潜水艦(読み)オハイオきゅうせんすいかん(その他表記)Ohio class strategic missile submarines

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オハイオ級潜水艦」の意味・わかりやすい解説

オハイオ級潜水艦
オハイオきゅうせんすいかん
Ohio class strategic missile submarines

アメリカの戦略核抑止戦力の中核をなす弾道ミサイル原子力潜水艦。旧ソ連海軍のタイフーン級潜水艦に比べ格段の静粛化がはかられている。当初 24隻を建造の予定だったが,冷戦終結と国防費削減により 18隻にとどめられた。1番艦『オハイオ』から8番艦『ネバダ』までは,射程 7400km,CEP (半数必中界) 450m,100ktマーブ MIRV化弾頭8発を装着したトライデント DISLBM24基を搭載。 1988年に就役した『テネシー』以降は,射程1万 2000km,CEP90m,150ktMIRV化弾頭 12発あるいは 300~475ktマーブ MaRV化弾頭7発を装着したトライデント IISLBM24基を搭載。主要目は,水中排水量1万 8750t,全長 170.7m,水中速力 20kn以上,トライデント SLBM24基,533mm魚雷発射管4。 92年6月の米ロ首脳会談における合意に基づき,アメリカは 2003年までにトライデント SLBMの複数弾頭数を1基あたり4弾頭にする計画である。

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