日本大百科全書(ニッポニカ) 「オムデュルマン」の意味・わかりやすい解説 オムデュルマンおむでゅるまんOmdurman アフリカ北東部、スーダン北東部の都市。オムダーマンともいう。ナイル川を挟んで首都ハルトゥームの対岸に位置する。人口22万8778(1993)。1884年スーダンの革命指導者マハディがその軍の拠点をこの地に置いたことから急速に発展した。1898年にはスーダン軍が敗北し、イギリス軍に占領された。その後は、対岸のハルトゥームがイギリスの計画的都市づくりによる政治都市となったのに対し、ナイル川の水運などによる商業都市として発展した。市内にはマハディやその後継者ハリファの歴史的遺跡や市場があり、またハルトゥームとは市街鉄道で結ばれている。[端 信行] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例