最新 地学事典 「オルソセラス類」の解説
オルソセラスるい
オルソセラス類
学◆Orthocerida
軟体動物門頭足類綱オウムガイ亜綱直角石目(オルソセラス目)の総称。直角貝とも。代表属Orthocerasは,著しく細長い直錐形で住房部に縦溝のある殻,網状の表面装飾,長い気室,殻中心近くに位置し細円柱状を示す体管,気室内沈殿物がある,体管内沈殿物を欠く,などが特徴。バルト海沿岸のオルドビス系中部から産出。直角石目は汎世界的な分布を示し古生代のオルドビス系下部からペルム系上部と中生代の三畳系全般と白亜系下部から報告がある。白亜紀のものはコーカサスのZhuraleviaのみである。ジュラ系からの産出例は知られていない。国内では,シルル系(黒瀬川帯),デボン系(飛驒外縁帯),石炭系(飛驒外縁帯・青海石灰岩・秋吉石灰岩),ペルム系(南部北上帯・帝釈石灰岩)および三畳系(南部北上帯・舞鶴帯)などから報告。高知県横倉山層群のシルル系上部産Kopaninoceras,岐阜県福地層のデボン系下部産Michelinoceras,宮城県大沢層の三畳系下部産Trematocerasは発見例も多く,代表的な属である。本目からアンモナイト亜綱と鞘形
執筆者:児子 修司
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

