オロット酸(読み)オロットさん(その他表記)orotic acid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オロット酸」の意味・わかりやすい解説

オロット酸
オロットさん
orotic acid

オロチン酸,あるいはオロト酸ともいう。ピリミジン合成の重要な前駆物質。牛乳から発見された (1904) ため,凝乳または乳精という意味ギリシア語から名前は由来している。 1948年に発見された,シロネズミ成長を促進する因子であるビタミン B13 と同一物だが,生体内でも合成されるため本当の意味のビタミンではない。オロット酸が大量に尿中に排泄する先天性代謝異常としてオロット酸尿症がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む