おわし合う(読み)おわしあう

精選版 日本国語大辞典 「おわし合う」の意味・読み・例文・類語

おわし‐あ・うおはしあふ【おわし合】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙
  2. ( 「あう」が、「…していっしょになる」の意の場合 ) 「居合わせる」「来あわせる」の尊敬語。ちょうどそこに来ていらっしゃる。
    1. [初出の実例]「大将見給ひて〈略〉など聞え給ふほどに、大殿おはしあひて、うちに宮まゐり給ふべきことをさだめ給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)
  3. ( 「あう」が、「いっしょに…する」の意の場合 ) 「(二人以上の者が)いっしょにいる」の尊敬語。多く、上に「…の状態で」の意の連用修飾語を伴い、補助動詞的に用いる。皆がいっしょに…でいらっしゃる。
    1. [初出の実例]「『むすめどもは、これにや似たる』とのたまへば『さもあらず。をかしげになんおはしあふめる』といふ」(出典:落窪物語(10C後)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む