おわし合う(読み)おわしあう

精選版 日本国語大辞典 「おわし合う」の意味・読み・例文・類語

おわし‐あ・うおはしあふ【おわし合】

  1. 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙
  2. ( 「あう」が、「…していっしょになる」の意の場合 ) 「居合わせる」「来あわせる」の尊敬語。ちょうどそこに来ていらっしゃる。
    1. [初出の実例]「大将見給ひて〈略〉など聞え給ふほどに、大殿おはしあひて、うちに宮まゐり給ふべきことをさだめ給ふ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)
  3. ( 「あう」が、「いっしょに…する」の意の場合 ) 「(二人以上の者が)いっしょにいる」の尊敬語。多く、上に「…の状態で」の意の連用修飾語を伴い、補助動詞的に用いる。皆がいっしょに…でいらっしゃる。
    1. [初出の実例]「『むすめどもは、これにや似たる』とのたまへば『さもあらず。をかしげになんおはしあふめる』といふ」(出典:落窪物語(10C後)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む