ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「オングット」の意味・わかりやすい解説 オングットÖnggüt 内モンゴルに栄えたチュルク系部族。9世紀に天山から移住してきた沙陀突厥の後裔で,10世紀には大同盆地から太原へ南下して後唐,後晋,後漢,北漢の諸国を建て,次いで契丹の支配下に入り,遼・金時代には陰山に遊牧して北西辺の防衛を担当した。またこの時代にネストリウス派キリスト教徒となった。のちチンギス・ハンのときにモンゴルに服属,高唐王の称号を世襲した。高唐王コルギズ (ゲオルギオス) は最初のカトリック大主教モンテ・コルビーノを保護し,その居城オロン・スムに教会堂を建てさせたことで有名である。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by