オースチンA50ケンブリッジサルーンB131型

日本の自動車技術240選 の解説

オースチンA50ケンブリッジサルーンB131型

オースチン社との技術提携により、昭和28年オースチンA40サマーセットサルーンが英人技師ベイリス、ベイリーの2名の指導のもとに組み立てられた。その後順次部品を国産化し、英本国でのA50へのモデルチェンジに合わせて昭和31年には完全国産化を実現した。オースチンA50ケンブリッジサルーンの主な特徴は、近代的なスタイル、特殊なボディー構造(ユニタリー・コンストラクション)、強力なエンジン(1500cc、50馬力)、円滑なクラッチ(油圧操作)、ハイポイドベベルギアの採用による安定した走行と快適な乗り心地、余裕のある車室(ボディーは旧A40に比較して全長は僅か0.06m長く、全高は0.08m低くなり、全幅は0.05m狭くなっているにも関らず、室内は反対に0.04m広くなり、座席幅も前後席共に拡大された)などで、ボディスタイルもまったく一新された。保管場所日産自動車(株)座間事業所 (〒228-0012 神奈川県座間市広野台2-5000)
製作(製造)年1960
製作者(社)日産自動車株式会社
資料の種類量産品
現状保存・非公開
車名オースチンA50ケンブリッジサルーン
モデル名B131型
会社名日産自動車(株)
製作開始年1960
設計者オースチン自動車(英)
車種・用途乗用車
実車所在/模型日産自動車・座間(B131型)
スタイルセダン
ドア数4ドア
乗員6名
車両重量1,050kg
構造全鋼製単体構造
バンパースチール
ステップなし
全長4,120mm
全幅1,580mm
全高1,570mm
タイヤサイズ゙5.60-15-6P
フレームフレームレス
前軸ウィシュボーン式
後軸3/4浮動式
軸距2,510mm
前トレッドx後トレッド1220×1240mm
車高調整なし
ステアリングカム及レバー式
ダンパー油圧式
スタビライザー後トーションバー式
原動機名1H型
冷却/気筒配列水冷/直4
弁機構OHV
気化器ストロンバーグ型
内径x行程73.025×89mm
排気量1489cc
点火系蓄電池コイル式
最高出力/回転数50ps/4400rpm
最大トルク/回転数10.2kgm/2100rpm
過給機なし
可変システムなし
燃料タンク容量37L
ハイブリッドシステム形式なし
変速機4速
モード燃費-
その他事項前照灯:2灯;ワイパー:あり;足ブレーキ:油圧式4輪制動;手ブレーキ:機械式後2輪制動;最終減速;4.875;高速速度:128km/h;

出典 社団法人自動車技術会日本の自動車技術240選について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android