百科事典マイペディア 「ベイリー」の意味・わかりやすい解説 ベイリー 英国の批評家。作家から転向,最初の評論《ロマン主義の生き残り》(1957年)ではイェーツ,オーデン,D.トマスの作品にロマン主義の再興を見る。英国の伝統的な批評スタイルで作者の自我と作品の関わりを論じ,《愛の登場人物》(1960年),《トルストイと小説》(1966年),《プーシキン》(1971年),《分断の効用》(1976年)などを発表,幅広い批評活動を展開。他にT.ハーディ論,シェークスピア論もある。I.マードックは夫人。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報