オースティンオリバー(その他表記)Austin Oliver L.

20世紀日本人名事典 「オースティンオリバー」の解説

オースティン オリバー
Austin Oliver L.

07の鳥学者 元・GHQ天然資源局野外生物担当官。



国籍
アメリカ

生年
1903年5月24日

没年
1988年12月31日

出生地
ニューヨーク

学歴〔年〕
コネティカット大学卒

学位〔年〕
Ph.D.(ハーバード大学)〔’31年〕卒

経歴
ハーバード大学比較動物博物館に入り、「ラブラドル鳥類」で鳥学で初の学位取得。1929年ケープコッドに医師の父とともに鳥類研究所を設立。第2次大戦中は海軍士官として従軍、戦後韓国勤務ののち、’46〜49年日本に赴任しGHQ天然資源局(NRS)野外生物担当官となる。在任中、日本の鳥類調査を行い、また日米オットセイ・海鳥調査を指揮、カスミ網猟禁止、狩猟法改正、バードデー設置、鳥類保護連盟の設立等を勧告し、戦後日本の鳥獣行政に貢献。帰国後、晩年にはフロリダ博物館鳥類部長を務めた。著書に「韓国の鳥類」(’48年)、「日本の鳥類」(共著 ’53年)、「世界の鳥類」(’61年)など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android