お指(読み)おゆび

精選版 日本国語大辞典 「お指」の意味・読み・例文・類語

お‐ゆび【拇・指】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 親指。おおゆび。〔黒本本節用集(室町)〕
    1. [初出の実例]「『ねずみ色なとりの、まつこれほどな大きさでおじゃる』と云て、おゆびを見する」(出典:虎明本狂言・察化(室町末‐近世初))
  3. ( 「および」の変化した語か ) 指。
    1. [初出の実例]「我が両眼を左手の指(おゆび)にてつよくとらへ」(出典:読本・雨月物語(1776)夢応の鯉魚)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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