お月お星(読み)おつきおほし

精選版 日本国語大辞典 「お月お星」の意味・読み・例文・類語

おつき‐おほし【お月お星】

  1. 〘 名詞 〙 昔話継子話の一類型。お月が姉で継子、お星が妹で実子。姉は親孝行で妹は姉思い。継母が姉を憎んで殺そうとするが、いつも妹が助ける。糠福米福(ぬかふくこめふく)などと呼ばれるシンデレラ型の継子話に対して、実子の妹が継子の姉をかばうのが特色お銀小銀

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

世界大百科事典(旧版)内のお月お星の言及

【伊豆箱根の本地】より

…《箱根権現縁起》ともいわれ,《神道集》《曾我物語》などにも類話がある。妹が継子である姉を継母の迫害より守るという〈お銀小銀〉〈お月お星〉などの民間説話と深い関係がある。【浅見 和彦】。…

※「お月お星」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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