日本大百科全書(ニッポニカ) 「カイソン」の意味・わかりやすい解説 カイソンかいそんKaysone Phomvihane(1920―1992) ラオスの政治家。サバナケット州の公務員の家に生まれ、ハノイ大学で学ぶ。日本占領下の抗日闘争を経て、1949年インドシナ共産党に入党。1950年スファヌボン殿下のパテト・ラオ抵抗政府の国防相、1955年ラオス人民革命党創設とともに書記長を兼任。1975年12月、人民民主共和国樹立に伴い首相に就任。1991年3月、人民革命党の議長、同年8月大統領に就任、党と国家の実権を掌握した。1981年レーニン勲章受章。強固な親ベトナム派といわれた。[黒柳米司][参照項目] | スファヌボン 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例