精選版 日本国語大辞典 「かい出す」の意味・読み・例文・類語 かい‐だ・す【かい出】 〘 他動詞 サ行五(四) 〙 ( 「かきだす(掻出)」の変化した語とも、「かえだす(渫出)」の変化した語ともいう )① 水などを汲み出す。[初出の実例]「急に池をうめんとて、水をかいだしはこばせて」(出典:浮世草子・けいせい伝受紙子(1710)四)② 人を誘い出す。おびき出す。[初出の実例]「大百でないだけチョロリ人に乗せられる。━掻出(カイダ)されればすぐその気になる」(出典:春泥(1928)〈久保田万太郎〉むほん) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例