カウンディンヤ(英語表記)Kauṇḍinya

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カウンディンヤ」の意味・わかりやすい解説

カウンディンヤ
Kauṇḍinya

東南アジア最古の国家である扶南国建国にかかわる王。漢字で混 滇または混填などと記され,1世紀末インド東部からカンボジアに渡り,土地の女王ソーマ (漢字名柳葉) を征服し,これと結婚して扶南国を建てた人物とする説と,漢字で僑陳如と記され,インド出身のバラモン僧でマレー半島を経由して5世紀初めにカンボジアに渡り,王となった人物とする説とがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android