カオス工学(読み)かおすこうがく(その他表記)chaos engineering

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カオス工学」の意味・わかりやすい解説

カオス工学
かおすこうがく
chaos engineering

数学カオス理論をもとに複雑な自然、社会現象などを取り扱おうとする学問、技術。カオス渾沌こんとん)とよばれる複雑な現象の背後に潜む単純な法則性を探りだし、長期的には予測不可能とされる現象でも、不規則時系列データダイナミックスを分析することにより短期的には予測を可能にする。カオス工学はニューロファジーに続く第三のアナログ情報処理体系として注目され、その特徴である「ゆらぎ」を利用した新しい記憶素子が提案されている。カオス工学の応用には、対象とする時系列データがカオスであるかどうかを判定し、カオスであればモデル化、その結果をもとに予測システムを構築するという手順をとる。これにより、気象や地震などの予測、経済変動の解明などへのカオス工学の応用が試みられている。

[岩田倫典]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

二十四節気の一つで,二至 (夏至,冬至) ,二分 (春分,秋分) として四季の中央におかれた中気。元来,春分は太陰太陽暦の2月中 (2月後半) のことで,太陽の黄経が0°に達した日 (太陽暦の3月 2...

春分の用語解説を読む