普及版 字通 の解説
20画
[字訓] しゃくとりむし・かがむ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(かく)。〔説文〕十三上に「尺。申(くつしん)する蟲なり」とあり、しゃくとり虫。尺は肱から手首に至る形で、尺が屈したときの形に似ている。
[訓義]
1. しゃくとり虫。
2. かがむ、かがんで進退する。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 衣比万良虫(えびまら虫)、、止加介(とかげ)〔名義抄〕尺 ヲギムシ 〔字鏡集〕尺 タカハカリムシ・ヲギムシ・クハノムシ
[語系]
huakの動詞形にuakがあり、握る・持つと訓する字。は獣をとるわな。みな揉めて屈曲するものの意がある。uakは(わく)と同声の字。
[熟語]
屈▶・伸▶・略▶・▶
[下接語]
温・屈・柔・尺・桑・竜
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報