カセンガイ(読み)かせんがい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「カセンガイ」の意味・わかりやすい解説

カセンガイ
かせんがい / 華蘚貝
花仙貝
[学] Latiaxis lischkeanus

軟体動物門腹足綱サンゴヤドリガイ科の巻き貝。殻高45ミリメートル、殻径35ミリメートル、殻は厚く純白色。螺塔(らとう)は円錐(えんすい)形で肩にはやや外向きに反った三角形状の扁平(へんぺい)な棘(とげ)が多数並んでいて、螺層側面には針状の棘が密生した螺状肋(ろく)が密に分布している。臍孔(へそあな)は広く、殻口外唇は鋸歯(きょし)状。殻質は純白のガラス様質で、殻口内はわずかに黄みがかっている。蓋(ふた)は角質。本州の房総半島以南から九州までの水深100~200メートルの岩礫(がんれき)底にすみ、腔腸(こうちょう)動物の体液を吸うため歯舌はない。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む