かたつむり管(読み)かたつむりかん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「かたつむり管」の意味・わかりやすい解説

かたつむり管
かたつむりかん

内耳一部を構成する蝸牛(かぎゅう)のことで、渦巻(うずまき)管ともいう。全形カタツムリの殻に似るのでこの別名がある。ラテン語学名でcochleaというが、この語意はカタツムリあるいはその殻のことで、16世紀中ごろイタリアの解剖学者ファロピウスがつけたという。

[嶋井和世]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android