最新 地学事典 「カドミア造山運動」の解説
カドミアぞうざんうんどう
カドミア造山運動
Cadomian orogeny 仏◆orogenese cadomienne
フランス,アルモリカ地塊北部に知られる原生代末期の変動。600~560MaにIcartianおよびBrioverianが変形・変成作用を受ける。640~600Maに先造山期花崗岩,600~580Maに造山期花崗岩,540Maに後造山期花崗岩が貫入。かつてアルモリカ地塊全体に普遍的な変動と考えられたが,西部~南部の大部分の地域での変形は,デボン~石炭紀のヘルシニア期。初め,ノルマンディー半島基部のCaen市周辺で,Brioverianの千枚岩とこれを覆うカンブリア紀のRocreux礫岩との間の不整合から,カドミア褶曲が知られた。時期的にアシント造山運動に対応。CadomianはCaenのラテン名。
執筆者:O.Fabbri・加納 隆
参照項目:アルモリカ地塊
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

