カナーダ
かなーだ
Ka
āda
(前150―前50ころ)
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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カナーダ
Kaṇāda
インドの哲学者。前150-前50年ころの人と推定され,別名カナブジュ,カナバクシャ(以上〈穀粒kaṇaを食う者〉の意),ウルーカ(〈フクロウ〉の意)。伝承上では,きわめて厳密な術語体系をもつバイシェーシカ学派の開祖で,この派の根本テキスト《バイシェーシカ・スートラVaiṣesika-sūtra》(現存のものは紀元100-200年ころの成立)を編んだとされている。多元的実在論を展開し,ニヤーヤ学派の論証学にも強烈な影響を与えた。
執筆者:宮元 啓一
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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カナーダ
Kaṇāda
[生]前150頃
[没]前50頃
インド六派哲学の一つバイシェーシカ学派の開祖。異称多く,カナブジ,カナバクシャ,ウルーカとも呼ばれるが,本名はカーシャパであるともいわれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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