ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カニシカ王立像」の意味・わかりやすい解説 カニシカ王立像カニシカおうりゅうぞうKaniṣka インド,クシャン朝時代の著名な銘文つきのカニシカ王の立像。 1911~12年バラモン教徒クリシュナがマトゥラ市北方のマート部落のバラモン教寺院跡で発見。頭部,両腕を欠いて原形はとどめない。正面の衣の裾に沿って Mahârâjâ râjâtirâjâ devaputro Kaniṣko (大王,王の王,天子,カニシコ) の銘文がある。像は袖つきのペルシア風マントをまとい,長靴をはいて右手をマカラ文様のある武器の上端に載せ,左手で長剣の柄を握る。像高 185cm。マトゥラ考古博物館蔵。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by