かぶかぶ

精選版 日本国語大辞典 「かぶかぶ」の意味・読み・例文・類語

かぶ‐かぶ

〘副〙 (多く「と」を伴って用いる)
① 停泊している船などに、水が当たってたてる音をいう語。
浄瑠璃・安宅高館(1655‐58頃)六「ほりのふなばし、かぶかぶとわたしけり」
② =がぶがぶ(一)①
咄本・当世口まね笑(1681)四「あつき茶をかぶかぶとのんで」
③ 水を吐き出すときの音をいう語。
※父━その死(1949)〈幸田文〉「口へ含んだものを喉へ通すのが急にいやになるのか、そのままかぶかぶと吐きだしたりする」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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