カメラ・キャンペーン(英語表記)camera campaign

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カメラ・キャンペーン」の意味・わかりやすい解説

カメラ・キャンペーン
camera campaign

写真を主体にしたキャンペーン。代表的なものとして,アメリカの J.A.リース (1849~1914) が『イブニング・サン』紙において,ニューヨークスラム街に転落していく移民実態を『スラム街からの至急報』 (1888) と名づけ,写真と文章によるキャンペーンとして展開し,スラム街改善の世論を盛上げるのに成功した例があげられる。以後,写真による告発と証言力が認められ,数々のカメラ・キャンペーンが展開されるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android