カルカロクレス

最新 地学事典 「カルカロクレス」の解説

カルカロクレス

学◆Carcharocles

軟骨魚綱板鰓(ばんさい)亜綱ネズミザメ目オトドゥス科の一属。大きな三角形で幅が広く,切縁に鋸歯(きよし)のある歯をもつ。従来は,現生のホホジロザメと同じカルカロドン(Carcharodon)属とされていたが,歯頸帯が存在し,歯根が分岐するなどの特徴で,別科別属とされた。最近はオトドゥス(Otodus)属とされることもある。原始的な種には,1対の副咬頭(こうとう)が存在する。始新世中期~鮮新世に汎世界的に分布。中新世~鮮新世のCarcharocles megalodonの歯は高さ15cmに達し,全長は13mに及ぶと推定される。この属の歯の化石は,ヨーロッパで「舌石(glossopetrae)」,日本では「天狗の爪」として,古くから知られている。日本では,北九州の芦屋層群(漸新世前期)から C. angustidensが,全国各地の中新統~鮮新統からC. megalodonの歯が産出。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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