ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カルムイク族」の意味・わかりやすい解説
カルムイク族
カルムイクぞく
Kalmyk
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…モンゴル族の別派。カルムイク族とも呼ぶ。13世紀初,外モンゴリア西部およびジュンガリアにいたが,チンギス・ハーンに服属せしめられた。…
…ロシア連邦西部の共和国。ソ連時代のカルムイク自治ソビエト社会主義共和国Kalmytskaya ASSRが1990年主権宣言をして共和国となった。ボルガ川下流の西岸,カスピ海の北西に位置する。面積7万5900km2,人口32万2600(1989)。主都はエリスタElista。民族構成はカルムイク人45.4%,ロシア人37.7%,その他(ダルギン人,チェチェン人,カザフ人,ウクライナ人,タタール人など)16.9%(1989)。…
…ユーラシア大陸の北部,ロシアの地に存在した歴史上初めて誕生し,終焉した社会主義体制の国家である。その国土は広大で,北極海をはさんで対峙(たいじ)する資本主義・民主主義の国アメリカ合衆国と対抗し,世界政治に圧倒的な影響力をもった。この国の1917年以前の歴史,文化については〈ロシア〉〈ロシア帝国〉,1991年以後の国家の状況については〈ロシア連邦〉〈独立国家共同体〉などの項を参照されたい。
【名称】
〈ソビエト〉とはロシア語で〈会議〉の意味であるが,1917年の二月革命で各地に〈労働者・兵士代表ソビエト〉,〈農民ソビエト〉が生まれ,それらを母体に,十月革命後,ロシア,ウクライナ,白ロシア(ベロルシア)の三つのソビエト社会主義共和国が成立した。…
… 民族移動という現象があり,その結果,離れた地域において同じような文化が存在するようになるという事実があることは疑いない。ボルガ下流とドン下流の中間のカルムイク族の文化が,はるか東方のモンゴル諸族と共通しているのは,17世紀におけるカルムイク族の大移動の結果である。しかし,すべての文化の類似や一致を民族移動で説明するわけにはいかない。…
※「カルムイク族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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