現代外国人名録2016 「カルロス・サウルメネム」の解説
カルロス・サウル メネム
Carlos Saúl Menem
- 職業・肩書
- 政治家 アルゼンチン上院議員 元アルゼンチン大統領,元アルゼンチン正義党(ペロン党)総裁
- 国籍
- アルゼンチン
- 生年月日
- 1930年7月2日
- 出生地
- ラリオハ州アニジャコ
- 学歴
- コルドバ州立大学法学部〔1955年〕卒
- 経歴
- シリアのイスラム教徒移民の息子。のちカトリックに改宗。貧しい生活の中、コルドバ州立大学で弁護士の資格を取る。在学中の1950年アルゼンチン正義党(ペロン党)に入党。’55年ラリオハ州議会議員。’63年同党ラリオハ州委員長。’73年より同州知事を3期(’73〜76年,’83〜89年)務めたあと、中央政界入り。この間、’76〜81年軍部クーデターで投獄される。’88年7月野党第1党の正義党の党内選挙で大統領候補に決まり、’89年5月当選を果たし、同7月大統領に就任。国営企業民営化、市場開放、財政支出削減策などを次々に断行、インフレを鎮圧して安定した経済成長をもたらした。’95年5月再選。’99年4月正義党総裁。中南米のネオリベラリズム(新自由主義)の旗手的存在とされたが、’99年大統領選挙への立候補は与党内の支持を得られず、海外からも批判を浴びたため断念。同年12月大統領退任。2001年6月大統領在職中の武器不正輸出に絡み、連邦裁判所に逮捕される。2002年党総裁辞任。2003年4月大統領選に出馬したが決選投票を辞退。2005年上院議員、2011年10月再選。1990年、’93年、’98年来日。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報