カンバーランド長老教会(読み)カンバーランドちょうろうきょうかい(その他表記)Cumberland Presbyterian Church

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンバーランド長老教会」の意味・わかりやすい解説

カンバーランド長老教会
カンバーランドちょうろうきょうかい
Cumberland Presbyterian Church

アメリカの長老派教会を脱退したケンタッキー,テネシー州境地方の長老派信者集団が 1810年に結成した教会。ケンタッキー地方で信仰覚醒運動が起り,改心者が増大し,牧師不足をきたしたので,長老派教会のカンバーランド長老会が教育不足の人々を牧師に任命したが,06年ケンタッキー教会会議がこの長老会を解散させた。4年後,罷免された牧師たちが独立のカンバーランド長老会を結成,急速に発展してカンバーランド長老教会となった。 1906年大部分の信徒は,アメリカ長老派教会に復帰したが,残留した者も多い。南部諸州を中心に,中西部,西部に信者が多い。本部はテネシー州メンフィス。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android