カンポート(その他表記)Kâmpôt

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンポート」の意味・わかりやすい解説

カンポート
Kâmpôt

カンボジア南部の町。首都プノンペン南西約 120km,タイ湾にのぞむ港町。 19世紀には同国の主要海港として繁栄したが,水深が浅いため,1950年代に西約 70kmのコンポンソムに水深の深い港が建設されると,主要港としての地位を同港に譲った。背後に同国のコショウ栽培の中心地であるダンレイ (エレファン) 山脈控え,コショウを中心に,米,サトウヤシ,タバコなどを集散する。また漁業基地で,魚醤製造,製塩なども行われる。プノンペンからコンポンソムへ通じる鉄道,道路に沿う。人口約1万 5000。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android