カーリッシュ条約(読み)カーリッシュじょうやく(その他表記)Treaty of Kalisch

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カーリッシュ条約」の意味・わかりやすい解説

カーリッシュ条約
カーリッシュじょうやく
Treaty of Kalisch

ナポレオン1世のモスクワ敗退を機にプロシアロシア同盟を提唱し,1813年2月 28日に締結された条約。この同盟にはさらにスウェーデンオーストリアが加わり,同年 10月ライプチヒ決戦を迎えることになる。カーリッシュは,現在のポーランド中部のカーリシュ。

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世界大百科事典(旧版)内のカーリッシュ条約の言及

【解放戦争】より

…1813‐14年にヨーロッパ諸国が連合してナポレオン1世の制覇体制を崩壊させた戦争。諸国民がフランスからの民族的な解放と独立のために戦ったので解放戦争とよばれるが,また諸国民戦争ともいう。 ナポレオンがモスクワ遠征に失敗し,追撃するロシア軍が1812年末ドイツ国境に接近したとき,プロイセンは,ナポレオン側に従軍していた自国軍隊の中立化をロシアに約束(タウロッゲンTauroggen協定),ついで13年2月ロシアと同盟を結んだ(カーリッシュKalisch条約)。…

※「カーリッシュ条約」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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